能登半島地震の支援活動
能登半島地震の支援活動
十数年前に東日本大震災が起こった時、当時のスクール生とスタッフで「これは黙ってみているわけにはいかない。自分たちにも何かできることがあるはず」と話し合って被災地ボランティアや避難合宿など様々な活動を行いました。
年明け早々能登半島地震が起こった時にそのことを思い出して、今度は同じ県内だからこそできることがたくさんあるはずだと思いました。スタッフだけでなくワンネスに関わってくださる皆さんで話し合って意見を出し合い、被災地NGO「CODE」の吉椿さんにアドバイスをいただき、校長の森が現地でニーズを収集して、よしやろう!となった時に、本当にたくさんの気持ちのこもった寄付がさっと集まり、1月から素早く行動できたこと、これまで出会い今も応援してくれている皆さんを含めた「ワンネス」の力の凄さを感じました。
組織としてのワンネススクールはとても小さな団体なので、自分たちだけの力ではとてもできなかったことだと思います。
また、能登町の小中学校に炊き出しに行くぞとなった時には、何名ものベテラン主婦さん達が応援団として駆け付けてくださり、スタッフが疲れているだろうからとおいしいお弁当を差し入れてくださる方がいらっしゃったり、金沢や七尾で居場所を開く時には、何名もの保護者さんやワンネスに関わりのある子どもたちが交代で手伝いをしてくれて、新生活で忙しいであろう卒業生たちも足しげくボランティアに駆けつけてくれました。現地の子育てに関する要望を様々な支援団体や県や市に伝えるため行ったアンケート調査では、本当にたくさんの皆さんが、時間と足を使って避難されている方がいらっしゃるであろう場所へ出向いてアンケートを届けてくださいました。3月末に実施した能登の子どもたちを招待した合宿では、現地への送り迎え、子どもたちを楽しませる劇や工作、たくさんの協力をいただきました。裏方さんとしてワンネススタッフの苦手な事務作業をコツコツ手伝ってくださった方もいらっしゃいます。
子どもから大人まで、みんなの「何とかしたい」「自分にも何かできることがあるのでは」といった思いが、ワンネスを通じて形になるような、思いもしなかった広がりを見せています。スタッフも生徒もそれに関わる皆さんも、自分のやれること、スキルが増えていき、全員で成長して大きくなっているような、不思議な感覚です。
これからもワンネススクールでは、通常のスクール活動の他に、能登半島復興支援に関わる活動も息長く行っていくつもりです。「こんなこともできるんじゃない?」「これやってみよう」といったご意見や参加表明、どしどし受け付けていますので、これからも「チームワンネス」として皆さんと一緒に歩んでいきたいなと思っています。一緒に能登支援したいメンバーも随時募集しておりますので、興味がおありの方はお問合せフォームよりご連絡ください。
ボランティア活動の履歴~令和6年3月まで
令和6年1月
・七尾市小牧コミュニティセンターにてスイーツ&カフェ提供
・輪島市門前中学校にて炊き出し
・輪島市黒島公民館にて炊き出し
令和6年2月
・ワンネススクール鳥越校舎にて雪中運動会開催(能登から避難中のご家族を招待)
・能登町松波小中学校にて給食提供(4回)
・能登町松波避難所にて炊き出し(4回)
・七尾市小牧コミュニティセンターにてこどもの遊び場開催(2回)
・ワンネススクール鳥越校舎にて能登に響けコンサート開催
・ワンネススクール金沢校舎にて、ふらっと交流サロン(避難者の方が自由に交流できる居場所)開催(2回)
令和6年3月
・七尾市小牧コミュニティセンターにてこどもの遊び場開催
・七尾市小牧コミュニティセンターにて炊き出し
・能登島にて炊き出し(2回)
・能登町松波にて炊き出し
・ワンネススクール鳥越校舎にてこども自然体験開催
・ワンネススクール金沢校舎にてふらっと交流サロン開催(4回)
・ワンネススクール鳥越校舎にて春の防災合宿開催
令和6年4月以降も継続中
・炊き出しは、赤い羽根共同募金ボラサポ・令和6年能登半島地震助成事業の採択を受けて実施しています。
ボランティア活動履歴 令和6年4月~
赤い羽根2024能登地震ボラサポ長期助成活動記録
(参加はボランテイアの人数)
4月8~11「神戸よりボランティア2人、がれき撤去と、住宅訪問(看護師)」軽トラ
4月16日「額谷二次避難所にてカフェと足湯、9人」
5月3,4日「西岸じんのび広場にてフェス遊び場出店、4人」車2台
5日「能登ボランテイア現状報告会17人参加」
18,19日「小木活動拠点整備作業、高校生6人参加」車2台
26日「ワンネスフェスにてボランテイア呼びかけ報告説明会27人」
6月2日「西岸にて遊び場つくり、参加大学生4人」車2台
8日「西岸にて、男仕事がれき撤去ボランテイア、参加7人」車2台
9日「能登島まあそいマルシェ出店、13人参加」車4台
16日「舟尾仮設カフェ、8人参加」車3台
16、17日「小木活動拠点整備作業5人参加」車2台
18日「門前道下仮設カフェ8人参加、小中生」車3台
20日「ボランティア活動報告と募集説明会(金沢)参加7人」
21日「ボランティア活動報告と募集説明会(鳥越地区)参加6人」
22日炊き出し1.「柳田公民館、避難所炊き出し支援活動200食(白山麓商工会婦人部と共に11人と遊び場ボランテイア5人)前日より押しずしつくり、参加12人」車3台
21日から24日「県外ボランテイア西岸にて活動、主にがれき撤去、トラック運搬」
30日「職場仲間でボランテイア、能登島にてNPOユナイテッドアースさんと田んぼの復旧工事、参加6人」車2台
7月5日:炊き出し2.「珠洲市宝立避難所、仮設に炊き出し150食、金沢キッチンさんと合同で、調理参加15人、運搬配膳3人」車1台
6日:炊き出し3.「穴水学童支援5人、舟尾仮設カフェとハープコンサート、講談7人、西岸七夕フェス前夜祭8人」車3台
7日:炊き出し4.「西岸七夕フェス炊き出し、コンサート遊び場。参加21人」車5台
14日「能登島まあそいマルシェ出店(お面つくり、楽器作り、縁日コーナー。)参加9人」車3台
21日「舟尾カフェ、参加3人」車1台
26日から28日:炊き出し5.「ユースボランテイア合宿。26日和倉温泉復興支援屋台村に出店、27日門前道下仮設住宅に炊き出し150食(まんまるむらさんと共同)28日舟尾仮設カフェにてカキ氷、手作りうちわワークショップ。参加5人、28日は8人」車3台
29日「鳥越公民館能登視察研修に引率。西岸(ともこさん)と門前道下(大倉先生と鈴木さん)の当事者からのお話。参加11人」
8月5日~9日「小木拠点に泊まりながらのボランテイア合宿。主に子供施設訪問し遊び場支援。参加7人」
17日「七尾市和倉温泉屋台村にて縁日コーナー開設、参加15人」
18日「午前中島子供食堂さんで遊び場支援。午後能登島マルシェに縁日コーナー開設、参加10人」
24日「穴水大町仮設住宅に炊き出し、東京の業者さんとコラボ。約60食参加5人。」
25日「七尾市田鶴浜、舟尾、垣吉仮設住民の合同夏祭り企画主催、流しソーメン、カキ氷、癒し処、ホットドック、ドリンクコーナー、ささずし、スイーツ、縁日コーナー、コンサート、踊り披露などなど、炊き出しや舞台で一日祭りを住民と共に行った。参加32人」
炊き出し
(各避難所、公民館、仮設住宅世話役と連携)
6月22日。柳田公民館、避難所150食「ささずし、地元食材汁物、スイーツ、ブロッコリーサラダ、ドリンク、子供向けおかし等」
★白山麓商工会婦人部と合同企画
7月5日。珠洲市宝立避難所仮設住宅150食「ご飯、能登食材を使った総菜7品、ブドウ、スイカ」
★金沢キッチンさんと合同企画
7月6日。中島町西岸じんのび広場、夕暮れ祭りにてたこ焼き
7月7日。中島町西岸じんのび広場、七夕フェスにて「焼きそば、ホットドック、ドリンク、スイカ、子供駄菓子」コンサート
★一般とワンネススクール会員
7月27日。輪島市門前道下仮設住宅170食「おにぎり(寄付)、かぼちゃスープ、総菜いろいろ、ぶどう」
★名古屋市子ども食堂(まんなかむら)さんと合同企画
8月24日。穴水町仮設住宅集会場にて60食「冷やししゃぶうどん」
★穴水町社協さん、白山市ジオ子供食堂さんより依頼を受けて
8月24日。小木設営所にて仮設住民向け炊き出し40食「魚、卵、てんぷら、炊き込みご飯、汁物等」
★三重のボランテイア団体チーム楽笑さん、地元有志と共同で
9月7日。宇出津こども見守りハウスにて子供食堂を支援。「カレー70食」
カフェ企画
(市役所、仮設代表、福祉課、ユナイテッド神奈川NPOと連携)
4月17日。額谷カフェ「スイーツ、ほっとドリンク、足湯」
6月16日。仮設住宅舟尾地区カフェ「スイーツ、ドリンク等」
6月18日。輪島市門前道下仮設住宅バラ園にてカフェ「手作りケーキとドリンク」
7月6日。仮設住宅舟尾地区カフェ「ドリンク、アズキプリン、ハープ演奏、講談、ベンチつくりワーク」
7月6日。西岸じんのび広場カフェルーム「ハープ演奏、講談」
7月21日。仮設住宅舟尾地区カフェ「チョコケーキスイーツ、ドリンク等」
7月27日。仮設住宅舟尾地区カフェ「ドリンク、カキ氷、内輪つくりワーク」
8月5~8日。子供遊び場にドリンク等提供
子供支援
(被災地NGO協働センター、能登町教育委員会、穴水社協、輪島、志賀町社協と連携)
6月2日。西岸じんのび広場フリースペースにて遊び場開設
6月22日。柳田公民館横にて炊き出しと同時に遊び場開設
7月6日。穴水学童にて遊び場開設
8月5日。宇出津こども未来センター、柳田学童にて遊び場
8月6日。志賀町富来、志賀学童にて遊び場
8月7日。門前学童にて遊び場
産業復興支援
(被災地NGO協働センター、能登島地域協議会と連携)
5月3,4日。西岸じんのび広場にてフェス出展参加
6月9日。能登島まあそいマルシェに縁日コーナー出店
7月14日。能登島まあそいマルシェに縁日コーナ出店
7月26日。和倉温泉屋台村に縁日コーナー出店
8月17日。和倉温泉屋台村に縁日コーナー出店
8月18日。能登島まあそいマルシェに縁日コーナー出店
8月25日。舟尾、垣吉合同仮設住宅復興夏祭り企画主催。
9月23日。西岸にて秋祭りボランテイア「朝豪雨により中止となり交流会になる」
力仕事系「団体」
(被災地NGO協働センター、サンキューアースNPOと連携)
4月8~11日:がれき撤去「西岸」
5月18,19日:拠点つくり「小木」
6月8日:がれき撤去「西岸」
6月16,17日:拠点つくり「小木」
6月23,24日:がれき撤去「西岸」
6月30日:田んぼ再生「能登島」
★常時2トントラックにて、協働センターにボランテイアに来た人たちや、地元の方が片片付け作業を行ってくれた。
報告、説明会
4月15日:足湯講習会とボランテイア講習会
5月5日:NPO関係者に能登現状報告会
5月26日:一般向けに報告と今後の予定案内
6月20日:ボランテイア参加説明会「金沢」
6月21日:ボランテイア参加説明会「鳥越」
★輪島市門前エリアボランティア活動
(担当者中村智昭 実活動日数47日、うちボラサポ活動日数39日)
全国からのボランティア活動の拠点となっている門前剱地の田谷さん主宰のサンライフさん、NPO法人RQと冬にご縁が始まり春以降も拠点整備や、物資配布、子供遊び、炊き出し、片付け等様々な活動があるということで重機、トラック、調理のできる中村智昭が入り、ボランテイアを引き連れ支援をすることになった。細かい活動内容は中村智昭の日報参照。
★珠洲、KHJ「不登校、引きこもり親の会」の支援活動
(担当者法人役員林昌則 実活動日数12日、うちボラサポ活動日数7日)
KHJメンバーの支援ボランティアを能登北部保健所課長の本間さんの要請で、団体理事林昌則氏が中心となり支援活動「片付け、炊き出し、引っ越し手伝い、がれき撤去、お祭り盛り上げ等」を行うことになった。災害弱者と言われる当事者達の支援は社会には見えにくく、また我々の本来の業務でもあるとして連携支援を行うこととした。詳しくは林昌則の日報参照。
災害ボランティアの予定はこちら
ワンネススクールでのボランティア活動に参加される方のために情報を公開します。
ボランティア活動の予定は日々変化しますので大まかな予定としてお考え下さい。
能登ボランティアへの参加・お問い合わせ
・ご連絡いただいた方には順にご連絡させていただきます。集合場所や時間などスケジュールの詳細はその際お知らせいたします。
・予定は急に変更になったり、中止になったりすることがありますのでご了承ください。
・運転が無理な方で、こちらが送迎不可能な場合はお断りすることがあります。
・ボランティアが決まりましたら、各自でボランティア保険等への加入をお願いします。現地でのトラブルは自己責任となります。